長崎市議会9月定例会は5日から一般質問が始まりました。
公明党の山本信幸議員は城山小学校が8月9日の原爆の日などに実施する平和祈念式が夏場の猛暑などの影響で児童らの平和の継承・発信活動に支障が出ているとして体育館への空調設備の設置について質しました。
長崎市原爆被爆対策部・阿波村功一部長:
「児童が安全に平和祈念式を開催するための暑さ対策は必要であり、空調設備の必要性については十分認識はしている。国の有利な財源を積極的に活用できるよう、補助事業の所管である厚労省と協議するともに学校施設を所管する教育委員会とも協議したい」
城山小学校は、爆心地から約500メートルの場所にあり、旧城山国民学校では、原爆で児童や教師、1400人以上が犠牲になりました。
平和祈念式は1951年の第1回から73年間、毎月9日に実施され、今年の8月9日で876回目の開催となりました。
長崎市議会の一般質問は5日から4日間、開かれます。