未明に島原市で同居する31歳の弟を包丁で刺し殺したとして37歳の兄が逮捕されました。
小栁亮雄記者:
「殺人事件はこちらの住宅街の一角で発生しました。現在、規制線が張られ、警察官による捜査が進められています」
逮捕されたのは島原市有明町湯江の37歳無職の男です。午前2時25分ごろ、同居する弟の宮本雄司さん(31)の胸や腹などを複数回、台所の包丁で刺し、殺害した疑いが持たれています。
直後に、うめき声を聞いた母親が、布団の上で胸から大量に血を流して倒れている雄司さんを発見し、119番通報しました。
雄司さんは心肺停止状態で搬送され、約1時間後の午前3時42分に死亡が確認されました。
家には60代の両親と息子の兄弟、20代の妹の5人が暮らし、事件当時は母屋に母親と兄と雄司さん、妹の4人、離れに父親がいました。
県警によりますと、兄には精神疾患があり、「何回か刺して弟を殺したことは間違いない」と容疑を認めているということです。
また島原署の調べに対し、「弟から『ゲームをするくらいなら出ていけ』と言われ、ムカッとしていた」と話しているということです。