第106回全国高校野球選手権、夏の甲子園に長崎代表として出場した創成館。新チームの練習が始まっておよそ2週間。雨の中でも、がむしゃらに練習へ打ち込む選手の姿が…。
背番号10として聖地のマウンドを経験した新チームのエース候補は、既に次の夏を見据えていた。
【2年生奥田晴也投手】
「村田昊徽さんのようにまた甲子園に戻れたらいいな」
キャッチャーとして甲子園の土を踏んだ山下と共に、大きな目標を掲げる。
【2年山下翔選手】
「目指すところは日本一のバッテリー。それまでにぶつかり合ってお互い高め合っていきたい」
そして、寮で向段主将と同部屋だった下川が新キャプテンに就任した。甲子園に出場した分、選抜甲子園がかかる秋の大会への練習時間は短い。焦る気持ちもある。それでも、先輩たちと同じように、一歩ずつ積み重ねていくしかない。
【2年下川輝新主将】
「少しずつチームを作っていかないといけないので。稙田監督は夏・春、甲子園に行きたいとずっと言ってるので、自分たちが監督を選抜に連れていきたい」
長崎の球児で最も「長い夏」を過ごした3年生からバトンは次の世代へ。