大手電子部品メーカーの京セラが、半導体の関連部品などを製造する新たな工場を諫早市に建設します。
諫早市栗面町の南諫早産業団地内の建設予定地で、工事の無事を祈る地鎮祭が行われ、大石知事や諫早市の大久保市長など45人が参加しました。
京都に本社を置く京セラは、去年4月に県と諫早市と立地協定を結びました。
国内15拠点目となる工場は、鉄骨造6階建てで、延べ床面積は8万799平方メートル。今後、需要の増加が見込まれる半導体を製造する装置の部品や、半導体を保護する「半導体パッケージ」を製造します。
京セラ・谷本秀夫代表取締役社長:
「私は長崎出身ですけれども高校を卒業してからずっと県外にいましたので、一つくらい故郷に貢献できることを出来ればという思いで」
大石賢吾知事:
「諫早の地で、最先端のものを作って、それが世界に出ていくということは県民にとって誇りになると思います」
工場は再来年稼働を始める予定で、2028年度に約400人の新規雇用と、2030年には250億円の生産額を見込んでいます。