三菱重工の航空エンジン部品の製造を手掛ける長崎工場の「2期棟」が完成しました。
三菱重工航空エンジン(愛知県小牧市)は、中距離旅客機用のエンジン部品の需要の高まりを見据え、おととし4月から長崎工場を拡張する第2期棟を建設してきました。
これまでアメリカに委託していたエンジン部品の製造工程を担い、生産期間の短縮とコスト削減を目指します。2期棟は鉄骨造り一部2階建てで、面積は約5700平方メートル。1期棟と合わせると1万1000平方メートルと2倍の広さとなります。
三菱重工航空エンジン株式会社・牛田正紀社長:
「2期棟の完成をもって、航空機の心臓に当たる燃焼器の製造は、長崎のこの地に材料を持って来ると、その材料をこの工場に投入すれば、とにかくメイド・イン・ジャパンで燃焼器が出来上がる。まずは我々が、こんなことが出来るんだ、世界の最先端だということをしっかりこの工場でアピールして、プラスアルファでこの工場をどんどん大きくしていきたいというのが目指しているところ」
「2期棟」は、再来年、2026年から本格稼働予定で、新たに約30人の雇用を予定しています。