9月28日から県内で初めて開催されるシニアのスポーツの祭典「日本スポーツマスターズ2024」で、ボウリングの県代表として参加するシニアチームを取材しました。諫早市天満町の「諫早パークレーン」で練習に打ち込む4人のシニア。
長崎市在住の77歳、菊川隆行さんら4人は9月28日(土)から4日間、県内で初めて開催される「日本スポーツマスターズ2024」で45歳以上が参加できるボウリング種目に長崎県の代表として出場します。「日本スポーツマスターズ2024」は日本スポーツ協会と開催地の行政などが主催し、2001年以降、コロナ禍の2020年と21年を除いて、毎年開いています。競技志向の高いシニア世代を対象としたスポーツの祭典です。
【菊川隆行さん】「他のメンバーもみんな全日本のタイトルとか持ってる。みんなすごい人ばかり、僕が一番駄目ぐらい」】
北九州市出身の菊川さんは22歳の時、福岡県のボウリング場に就職し以来55年にわたってボウリング一筋の人生を歩んできました。
【菊川隆行さん】Q.菊川さんの最高スコアは?「みんな300スコアは出してる。僕も300スコアは4回ですね」
菊川さんは、チーム唯一の「左投げ」です。実はボウリングは、左投げの選手が有利なスポーツとも言われています。
「ボウリングする人は7割から8割くらい右投げの人が多いんですよね。左が有利、なぜかというと右はどんどん(レーンが)難しくなる。(レーンの状態が)壊れていく」
右投げの選手が多いため、右側のレーンに塗られたオイルがすり減りやすい一方、左側のレーンコンディションは変化が少ないそうです。
大会への意気込みを聞きました。
【菊川隆行さん】「県の代表であるから、地元のいろんな人が声援を送ってくれるから、やっぱりおかしい所は見せられない。その分、他の大会よりも練習に熱が入る。やっぱし優勝狙っていきたい」
長崎県代表チームは、9月28日から佐世保市崎岡町の「パラダイスボウル」で、全国の強豪と熱戦を繰り広げます。