いくつになっても生涯現役です。
佐世保市で日本マスターズ水泳の公認大会が開かれました。
佐世保市温水プールで開かれた「日本マスターズ水泳短水路大会」。
タイムが日本マスターズ水泳の記録として残る公認競技会で、今回が県内では初めての開催です。参加資格は18歳以上であること、年齢の上限はありません。
県内のアスリートを中心に北は群馬県から南は鹿児島県まで20代から80代のスイマー160人が参加しました。
今大会の女性最高齢は女子400メートル自由形に出場した武田祥子さん82歳。42歳から水泳を始め、競技歴は今年で40年。自己記録更新を目指そうと1人で大阪から参加しました。
女性最高齢・武田祥子さん(82):
「Q.水泳楽しいですか?楽しいです。速くは泳げないけど自分の泳ぎのペースで泳げばいいから現役で頑張ります」
そして男女合わせた今大会の最高齢は、島原市から参加した広瀬健治さん84歳です。
今大会の最高齢・広瀬健治さん(84):
「Q.きょうのコンディションは?わからないですね泳いでみないことには」
出場種目は、男子25メートルバタフライ。目標タイムは20秒を切ることです。広瀬さんは飛び込みから早々、力強い泳ぎでぐんぐんと前に進みます。ペースを落とすことなく最後まで泳ぎ切り無事にゴール!気になるタイムは…19秒89!見事、目標達成です!
今大会の最高齢・広瀬健治さん(84):
「一応19秒台に入れたので20秒がなかなか切れなかったんですけど前回の大会と今回で切れたので満足です。(目標は)85歳それまでは頑張ろうと思っている」
参加スイマーの中には世界クラスで活躍する県内在住の選手の姿もありました。佐世保市の水泳チーム「シーマンズ」の峯壽子さん(72)。去年8月、福岡で開催された「世界マスターズ水泳」の女子100メートル平泳ぎに出場。タイムは1分52秒54、70歳から74歳のクラスで世界3位の銅メダルに輝きました。今大会は平泳ぎの25メートルと50メートル。1人25メートル泳ぐ男女4人の混合メドレー、女子100メートル、個人メドレーの4種目に出場しました。
女子100m平泳ぎ70~74歳の部世界3位:
「記録はできるだけ落ちないように年齢っていうのは正直なんです。練習もあんまりしていないしだから楽しんで泳ごうと思います」
こちらも去年の世界マスターズ水泳に出場した長崎市の湯川幸太郎さん(82)。16歳から水泳を始め競技歴はなんと66年。去年の世界大会では80歳から84歳のクラスで男子800メートル自由形と男子50メートル平泳ぎの2種目で金メダルを獲得し2冠を達成しました。今大会も金メダルを獲得した男子50メートル平泳ぎに出場しました。
働きながら、または還暦を過ぎてもそれぞれの自己記録更新を目指すスイマーたち。いくつになっても生涯現役。これからも自分の限界に挑戦します!