長崎県代表の創成館。チームの中心は、去年、2年生ながら甲子園に出場した、村田昊徽と向段泰一郎。中学生の頃からチームメイトです。2人揃って創成館へやって来ました。
村田は、長崎大会決勝戦を2安打完封の圧倒的なピッチング。向段は、『守り勝つ野球』をセカンドで牽引。そして、キャプテン。絆深い幼馴染コンビが2年連続の聖地で、活躍を誓います。
【村田昊徽投手】
「(甲子園の)あの景色はたまらない。もう一回見られるということでいつも以上の結果は求めちゃいけないけど自分のピッチングを見てもらえたら」
【岩本スタンドリポート】
「2年連続の初戦突破を狙う創成館スタンド。気合いは十分ですか?絶対勝つぞ!おぉ!」
長崎から駆けつけた、1300人越えの大応援団。対するは、北北海道代表の白樺学園。創成館と同じ、堅い守りのチームです。
1回表、白樺学園が2アウト2塁と最初のチャンスを迎えます。しかし、村田、気迫のピッチングで空振り三振。ピンチを乗り切ります。
1回裏、創成館は山口の内野安打でリードオフマンが出塁します。先制のチャンスで、4番・上田は、三振。ホームベースに届きません。
試合が動いたのは、3回。この試合初の三者凡退でエースが、流れを持ってきます。その裏、先頭は長崎大会決勝、先制タイムリーを放った山口。ライトへのヒット。
1アウト三塁のチャンスで回って来たのは、キャプテン向段。犠牲フライで堅く、1点。キャプテンがエースを援護します。
5回には、武富のファインプレー。鍛え上げた守りが聖地でも見られました。
カクテル光線が聖地を照らす中、追加点が欲しい創成館は、7回。森友が応援に来た母の前で、きょう2本目のヒット。さらに盗塁し、足で自らチャンス拡大します。そして、村田をリードする小副川。惜しくも、空振り三振。相手も勝ち上がって来た代表校。なかなか追加点が奪えません。
迎えた9回表、点差は1点。2年連続の勝利までアウト3つ。先頭バッターにヒット打たれますが、ダブルプレーに打ち取り、最後は空振り三振。守り勝った長崎代表、創成館。2年連続、初戦突破です。