大石知事の後援会が2022年の知事選期間中、自民党県議から286万円を借り入れたと政治資金収支報告書に記載していた問題について知事は2日、記載を「借入金」から「寄付」に訂正しました。
借り入れを巡っては県議会で「政治倫理上、問題がある」と指摘を受け、9つの医療法人からの「迂回献金」の疑惑も指摘されています。
知事の訂正を受けて、自民党県議も収支報告書を「貸付金」から「寄付」に訂正しました。
知事の政治資金を巡っては知事が後援会に2000万円を貸し付け、返済金として後援会から655万円を受け取っていて、元後援会関係者が、詐欺か業務上横領に当たるとして長崎地検に刑事告発したと発表していました。
これに対し知事は、「貸し付けの事実がなかった」「選挙運動費用収支報告書と後援会の収支報告書に2000万円が二重計上されていた」と釈明。655万を後援会に返金した上で、この2千万円についても収支報告書を訂正しました。
県議会は週明け全員協議会を開き、知事に渡っていた286万円について詳細を質します。