産学官のトップが話し合う27回目の「長崎サミット」が開かれました。
産学官7団体のトップが定期的に集まり県内の課題や解決策を話し合う「長崎サミット」。今回は長崎港を中心としたベイエリアで温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル推進の取り組みについて議論を交わしました。
鈴木長崎市長:
「環境に配慮した港ということがクルーズ船の誘致に大きな材料になってくるのでは」
クルーズ船の誘致に向け、再生可能エネルギー由来の電力を活用した陸上電力供給や、長崎で建造するLNG運搬船に液化天然ガスを供給する設備を整備する方針などを確認しました。
長崎県・馬場副知事:
「陸電施設の導入に当たって施設整備や運用に当たってかなり大きな費用が発生するのでクルーズ船に対して費用負担がある程度、一隻当たり発生していくところの実質需要をどのようなスケジュール感で組んでいくのかというのは現実的な問題だと考えている」
今後、産学官が連携して「サステナブルな国際観光都市の形成」や長崎の特長を生かした「エネルギーの地産地消」を目指したいとしています。