自動運転宅配ロボット「DeliRo(デリロ)」が初めて浜町を駆け巡りました。
長崎市のIT企業、「NDKCOM」が手掛ける九州で初めての自動運転宅配ロボット「DeliRo」。縦横約1メートルの箱型で、真っ赤な色とクリッとした目が可愛らしいコンパクトなロボットです。左右4つの宅配ボックスを備え、約50キロの荷物を運ぶことが出来ます。
去年からボートレース大村や長崎市の虹が丘病院、県立大学で走行実証実験を行い、4回目が浜市アーケードとベルナード観光通りで実施されました。多くの人が行き交う中での実験は初めてです。
梅月堂に到着したデリロ。店員がスマホのQRコードで宅配ボックスの鍵を開け、名物「シースクリーム」を収納します。その後、車体前後のカメラで周囲との距離を測りながら自動走行し、約120メートル離れた「石丸文行堂」を目指します。人とぶつかりそうになるとセンサーが反応し、自動でストップ!モニターで遠隔操作を行い、安全に走行出来るようスタッフも見守ります。約4分後…無事、目的地に到着。スマホのQRコードで宅配ボックスを開錠し、荷物を受け取ります。デリロはシースクリームを安全に届けることが出来ました。
NDKCOM・榎一弘社長:
「人とロボットが共存できるような格好で今後益々社会が変わっていくと思いますので、それに向けて私共も微力ながら何かできればと思っております」
21日(日)に浜市アーケードとベルナード観光通りで開かれる「第3回浜んまちeスポーツフェス」でも「DeliRo」の走行実験を行います。