西海市の大島造船所がおととし三菱重工業から取得した長崎市の香焼工場で、初めて建造した貨物船が完成し、命名式が行われました。
大島造船所香焼工場で去年7月から1年で建造・完成させたパナマ船籍の「CYMONAEAGLE」は全長約197メートル。総トン数約3万6千トン。穀物や石炭などを梱包せずに最大6万4千トン積むことが出来るばら積み貨物船です。
命名式には大島造船所や船を所有するギリシャの海運会社の関係者のほか、地元の園児ら約200人が出席し、完成を祝いました。香焼工場では今後、年間3隻から4隻のばら積み貨物船を建造する計画です。
大島造船所・山口眞社長:
「一枚の鉄板を切るところから始まって完成させた最初の船ということで喜びもひとしお。3、4隻で終わらせることなく、脱炭素や省エネに向けた事業活動もやっていければ」
「CYMONAEAGLE」は今月31日、香焼工場を出港する予定です。