厚生労働省は今年3月末現在、国内で被爆者健康手帳を持つ被爆者の数と平均年齢を公表しました。被爆者の減少と高齢化が進んでいます。
全国の被爆者の数は、前の年度より6824人減って10万6825人となり、初めて11万人を割り込みました。平均年齢は初めて85歳を超えた前の年度より更に0.57歳上がり、85.58歳となっています。
都道府県別の被爆者の数は、最も多い広島が5万1275人、次いで長崎の2万5996人、福岡の4311人、東京の3557人、大阪の3437人と続きます。最も少ないのは山形の6人です。
全国の被爆者の数は1980年度末の37万2264人をピークに減少が続き、今年度中に10万人を割り込む可能性があります。