子どもたちに「家づくり」や「ものづくり」の魅力を伝えるイベントが長崎市で開かれました。
長崎市の中村工務店が主催した「こども工務店」。本物の木に触れながら「家づくり」や「ものづくり」の楽しさを体験してもらおうと、2年前に始めました。これまでは出島メッセ長崎と長崎市平和会館で2回開催しましたが、今回は初めて「出張」する形を取り、純心幼稚園で開きました。
51人の園児が、園庭で使う作業台作りにチャレンジ。まずは、子ども用の木製の金づちを使って釘打ちを体験します。
園児:
(Q.釘打ちをしたことは?)「初めて!」
(Q.何が楽しみ?)「トンカチトントンするの!」
初めての金づちに子どもたちもドキドキワクワク。ありったけの力を使って、一生懸命取り組みます。
園児:(Q.釘打ちは何点?)「100万点!」
その後、園児一人ひとりが1枚の板に思い思いの絵を描き、天板を制作。それを貼り付けて作業台の完成です。出来上がりを見た園児からは歓声が上がりました。
園児:
(Q.作ってみてどうでしたか?)「楽しかったです」
(Q.出来上がりは何点満点?)「100点満点」
中村工務店代表取締役・中村鉄男さん:
「日本の社会問題として職人さんとかが今からいなくなる世界なんですね。もし若い子どもたちがきょうの職場体験で面白いと思って『僕も将来大工になりたい』とか『何かになりたい』っていうふうに小さい子どもに何か脳に刺激を与えられる場がきょうであればいいなって思っています」
中村工務店は今後も「こども工務店」を開催していく予定です。