7月13日に開幕が迫った夏の高校野球長崎大会の注目チームを紹介します。3年ぶりの甲子園を狙う長崎商業。「えいす」をエースに、球児が勝負です。
ノーシードから3年ぶりの夏の頂点を狙う長崎商業。最後の夏に挑む3年生には…「谷﨑球児」「氏原将武」「野原英主」。野球やスポーツなどでよく使われる言葉の名前を持つ選手がいます。
中でも背番号1を背負うのが…野原英主(のはら・えいす)。名前の由来は…
「スポーツに限らずどんなことでも一番になってほしいという意味を込められて【英主】という名前。(この名前が)結構好き。付けてくれてありがとう」
1年生の夏から背番号「11」でメンバー入り。去年も同じ「11」を付け、3年生になった今年はエースの称号「1番」を背負います。
「自分のピッチングでチームの勝敗に直結してくる。自分がチームを引っ張るピッチングをしていく」
先月行われた、夏の前哨戦・NHK杯。強豪・瓊浦との地区予選1回戦、ピンチの場面でリリーフとして登板しました。
「ピンチの方がゾクゾクする」気迫のこもったピッチングで切り抜けます。しかし、1点を追われる9回裏。【瓊浦】3-2【長崎商】
「最初は勝てるだろうと思ってた自分がどこかにいる。その油断が結果に出てきた」
まさかの1回戦負けを喫し、夏の長崎大会はノーシード。それでも、夏への準備期間が増えたと、プラスに捉え練習に打ち込んできました。
「もう一回自分が何かを変えないといけないトレーニング、全体練習にしても、1球1球、一つひとつを改めていこう」
敗れた瓊浦戦で、自己最速の146kmをマーク。夏の目標は…
「150km出したい。まだ感覚が噛み合ってない。感覚が噛み合えばもっと伸びる」
マウンド上でも冷静なポーカーフェイスの長崎商業の背番号1。長崎を代表するエースを目指します。