県出身の選手が出場した日本女子ソフトボールリーグの長崎大会が開かれました。試合の後には、ソフトボールが上達するコツを県内の小中学生に伝授です。
西彼・時津町で開かれた日本女子ソフトボールリーグ第2節長崎大会には、「サファイアセクション」の6チームが3日間にわたり熱戦を繰り広げました。(5月17日~19日)
2日目の第1試合。
広島の「小泉病院 Blue Arrows」と愛知の「Citrine Ichinomiya」の対戦では、2人の県出身選手が活躍しました。
2歳まで長崎市で過ごしたシトリンのキャプテン、船山優果選手29歳。先頭バッターとして迎えた6回表、センター前に打ち返します。
一方、小泉病院のムードメーカー22歳の園田莉々香選手は、島原市出身です。
大事な場面で送りバントをきっちり決め、チームに貢献しました。
最後は、長崎市出身の船山選手がライトフライをしっかり収め4対2でシトリンが勝利を収めました。
【Citrine Ichinomiya 長崎市出身・船山優果選手(29)】
「長崎にいた期間は短かったんですけど、本当に海が真横で緑に囲まれていいグラウンドでやらせてもらえてうれしい気持ちでいっぱいです」
【小泉病院 Blue Arrows 島原市出身・園田莉々香選手(22)】
「来る前から上げて上げて、長崎開催というのを聞いてすごく楽しみにしてきました」「仕事もしてソフトボールも楽しんで、周りの方々に感謝しながらこれからも楽しんでやっていきたいです」
スリーランホームランが飛び出した第2試合。
長野県の大和電機工業は、おととし、リーグを制し、去年、実業団選手権大会で優勝した強豪チーム。2人の県出身選手が所属しています。
8年目の九州文化学園出身のピッチャー大串都未希選手27歳。
インターハイ優勝経験のある長崎商業出身の18歳、北川あい選手は、今年春から大和電機工業でプレーしています。
この試合、公式戦で初めてバッターとして起用された北川選手は、最終回、ワンアウト2塁3塁の場面。レフト前タイムリーで公式戦初安打!
大和電機工業が滋賀県のルネス紅葉に13対5で圧勝しました。
【大和電機工業 西海市出身・長崎商業高卒 北川あい選手(18)】
「地元長崎県で試合が出来ることに感謝したいと思っていて、勝利することが出来てとてもうれしいです」「自分のプレーを見て元気を与えることが出来たり、ソフトボールが楽しいということを広めていけたらなと思っています」
【大和電機工業 長崎市出身・九州文化学園高卒 大串都未希選手(27)】
「腕は体の前で回します。体の前そう」「相手の胸に目掛けて腕を真っすぐ振ってください」
試合後のソフトボール教室では県内の小中学生約120人がピッチャーやキャッチャー、内野手、外野手に分かれ、選手らから直接指導を受けました。
「すぐ投げる態勢。そうそうそう!」
【長与ボンバーズ・川元大輝選手(小4)】
「教えてもらって楽しかった」「全国大会とか予選で生かせるように頑張ります」
【長与ボンバーズ・松永風奏選手(小5)】
「ちょっと速い球が投げられるようになったかなと思います」「いっぱいアウトが取れるようなピッチャーになりたいです」
【長与高田少年ソフトボールクラブ・古瀬葵一選手(小5)】
「コントロールが今までよりもストライクがいくようになった」「チームの中で一番の速い球投げるエースになりたいです」
【TEAM長崎・伊藤有咲選手(中3)】
「セカンド送球の時の足の使い方とか色々教えてもらいました」
【TEAM長崎・立石明咲選手(中3)】
「ピッチングでストレートとチェンジアップの投げ方とかを教えてもらいました」「軽く投げているのにミットにズバッといくのがめっちゃすごかったです」
【大和電機工業 長崎市出身・九州文化学園高卒 大串都未希選手(27)】
「いま頑張っている子たちが少しでも上のレベルでやっていってくれたらうれしいなと思う気持ちで指導させていただきました」「ソフトボールを 楽しんでいただきたいというのが一番の思いです」