諫早市はふるさと納税の返礼品の産地偽装問題について最終報告を行い、大久保市長は「管理体制を含めて甘い点があった」と陳謝しました。
諫早市ふるさと納税推進室の最終報告によりますと、2022年4月から去年9月にかけて、ふるさと納税の返礼品4品目の一部で産地を偽装していました。
県の共通返礼品「長崎和牛」は、1万件が県外産。「シャインマスカット」は約1万7000件、「イチゴ」約2800件、「グリーンメロン」約250件が市内産ではないものや産地が分からないものを返礼品としていました。
大久保市長:
「諫早市の組織の管理体制含めて色々甘い点があったのではないか」
市は、返礼品が市内産であることや、返礼品の受け付け件数、調達可能件数の確認が不足していたとしています。返礼品提供事業者の諫早市のSTART(スタート)からは、「県産であれば諫早市の返礼品として認められるという認識を持っていた」「数量不足が生じ、品質を落とさないために他県の商品で代替した」などの回答があったということです。市は3月25日付でSTARTの登録を抹消しました。
また、「返礼品は発送済みで、寄付者には納得していただいている」として返金や代替品の発送は行わないとしています。