九州新幹線長崎ルートの未着工区間についてJR九州の古宮洋二社長(61)は、「国を交えた四者での話し合いが必要」と強調しました。
JR九州の定例会見では13日に行われた長崎・佐賀・JR九州の三者協議についての質問が相次ぎました。
古宮洋二社長:
「佐賀県にとっては1つは費用負担の問題が非常に話題になりました」
国のルールでは現状、新鳥栖~武雄温泉間の工事費用については、佐賀県の負担が大きい状況です。
古宮社長:
「佐賀県としては、負担が大きいという話もあったんですけど、国のルールがこうなっているので、佐賀県知事も言ったんですけど、私も言ったんですけど、国が入らないとこのルール変えられないですよね、法律で決まっているので、だから国を入れて話をしませんか?と言いました」
しかし佐賀県の山口知事は、国を入れた四者協議について慎重な姿勢だったといいます。
古宮社長:
「(四者協議開催について)私は課題は無いと思っています。佐賀の知事は、国を入れる段階ではないと言っていますけど…」
また長崎県とJR九州は、建設費が最も安く、最も大きな経済効果を見込むJR佐賀駅を通るルートを推奨していると佐賀県に伝えましたが、合意には至りませんでした。
三者は今後も話し合いを続ける意向ですが、具体的な協議日程は決まっていません。