長崎の被爆者らが45年にわたって続ける「反核9の日座り込み」が499回目を迎えました。
核大国ロシアのウクライナ侵攻と核保有国イスラエルのガザ攻撃で世界の分断が深まり、核兵器使用のリスクも高まるなか迎えた座り込みには、約80人が参加しました。
県平和運動センター被爆連・川野浩一議長(84):
「もう二度と戦争をしない。そのことを誓ったのが憲法でした。大変なお金を使って軍事費を使って我が国は武装してる。アメリカのために日本は犠牲になる。こんなことはまっぴらだと思うんです。そういうことを許しちゃならんと思うんです」
8歳で被爆し、87歳の今も地道に修学旅行生などへの被爆体験講話を続ける山川剛さんは…。
山川剛さん(87):
「今やっぱり私たちに必要なのはね、国と国とかそんなもんじゃなくて『同じ人類』なんだと、だからどういう地球をこのあと残していくのかという立場にみんなで立とうじゃないかという声を上げていくことが必要なんじゃないかなあという気がするんですよね」
県平和運動センターなどは反核9の日座り込みが500回目の節目となる来月9日(日)、平和公園で500人集会を開き、より大きな反戦・反核の声を上げます。