自民党派閥の裏金事件をめぐる谷川弥一氏(82)の議員辞職に伴う衆院長崎3区補欠選挙は立憲民主党の前職、山田勝彦氏(44)が日本維新の会の新人との野党一騎打ちを制し、当選しました。
衆院長崎3区補欠選挙 開票結果(開票率100%・確定)
【当選】山田 勝彦(44)立憲・前 53,381票
井上翔一朗(40)維新・新 24,709票
自民党が候補者の擁立を見送り、野党一騎打ちとなった補欠選挙。山田氏は企業・団体献金の廃止や教育の無償化の実現などを訴えていました。
当選した 立憲民主党・前職 山田勝彦氏(44):
「裏金問題のけじめは選挙で勝利してつけるものではなく、国会に戻って真の政治改革を進めることで、けじめをつけられるものと思っております。長崎3区だけではなく島根と東京(の補欠選挙)でもこれだけの勢いで(立憲民主党が)勝利できた。来たるべき解散総選挙では政権交代を訴えて皆さんと戦いたいと思っております」
一方、日本維新の会の新人、井上翔一朗氏(40)は企業・団体献金を党内で独自に禁止した党の改革実行力を強調。保守票の受け皿として、自民党の考えに近い党のスタンスをアピールしましたが、及びませんでした。
落選した 維新・新人 井上翔一朗氏(40):
「政治改革の道は断たれたわけではありませんので、次の来たる大きな選挙に関しても、しっかりと頑張っていきたいと思っております」
確定投票率は35.45%で前回3年前の衆院選を25.48ポイント下回りました。