【V・ファーレン長崎】トラスタで最後のホーム開幕戦　１万人超の来場も白星飾れず　下平監督「やりたいことは５割しか表現できてない」

明治安田Ｊ２リーグ、Ｖ・ファーレン長崎は、ホーム開幕戦を迎えました。トラスタに駆けつけたサポーターは１万人超え。下平新体制初勝利を狙います。

【岩本忠成キャスター「トラスタで迎える最後のホーム開幕戦。Ｊ１昇格へ、今季初勝利なるか。全力応援です！」
【サポーター】「きょう寒いんでこれ（ヴィヴィくん）のおかげで温かいです。ホーム開幕戦って独特な雰囲気があって、久々に色んなサポーターさんと会えるのもうれしくて、こういう雰囲気が（トラスタでは）今年で最後なんだ思うとちょっと寂しい。」
「トラスタで楽しい思い出も悔しい思い出もたくさんあるので、トラスタラストイヤーはみんな笑顔で。やるばい！下平長崎。」
Ｑ．活躍を期待する選手は？「フアンマ・デルガド選手。ハットトリック（３得点以上）してほしい。」「頑張れ！Ｖ・ファーレン」

ホーム開幕戦の相手は、昨シーズンＪ２、１６位のベガルタ仙台。両チームリーグ開幕戦の第１節は引き分け。今シーズン初勝利を狙う第２節です。

速いパス回しを展開する仙台に対し、キャプテン・⑰ＭＦ秋野（２９）を起点に攻撃の機会を伺いますが、両チーム無得点のまま、前半アディショナルタイムへ。先にチャンスを得たのは、Ｖ・ファーレンでした。（前半４６分）コーナーキックのキッカーは秋野。しかし、先制点はならず。その直後でした。（前半４８分）仙台がフリーキックから…ヘディングでうまく合わせられ、先制を許します。

流れを変えたい後半。１万人超え（１万４７２人）のスタンドから大声援が送られますが…。昨シーズンから課題の守備の乱れから追加点を許します。反撃したいＶ・ファーレンは、交代枠最大の５人を入れ替え、その選手らが見せます。

（後半４１分）左サイドの３８ＭＦ・松澤海斗のクロスから、今季チーム初ゴールは、⑪ＦＷ・エジガル（３２）のヘディング。途中出場コンビの活躍で、１点を返します。アディショナルタイムに入っても、果敢にゴール狙いますが、ここぞの場面で決定力を欠いたＶ・ファーレン。ホーム開幕戦は悔しい黒星発進となりました。

【下平隆宏監督（５２）】「ファン・サポーターと共に勝利を喜び合いたかったのが正直なところ。それができなかったのが非常に悔しく思う。全体的には、まだまだ自分たちがやりたいことは５割くらいしか表現できてないと思うので、またホームでできる清水戦に向けて準備していきたい」

愛媛とのルヴァンカップ１回戦を６日（水）に挟み、次節は１０日（日）、清水をホーム・トラスタに迎えます。