鮮やかな色合いを閉じ込めた押し花の作品展が県美術館で始まりました。
「長崎つばき押花会」の合同作品展では、県内の愛好家34人が制作した作品67点を展示しています。
草花やイチゴ、ミカンといったフルーツなど、思い思いの素材を乾燥させ、風景や動物、ドレスなど自由にデザインしました。真空状態で額に入れているため、長くきれいな色合いを楽しむことができます。
押し花歴29年目の進藤敦子さんの作品は、ブーゲンビリアやパンジーで折り鶴を表現。手まりの柄に小ぶりな花の形を生かすなど、和の雰囲気を演出しています。
進藤敦子さん:
「押し花は『本に挟んでたよね』というイメージを持っている方が多いので、今はそれがいかに奇麗に出来て、額装になるとより長い間きれいな状態が続くということを知っていただきたい」
押し花作品展は県民ギャラリーで25日まで。期間中、毎日約30種類の押し花を使ってコースターを作る無料体験会も行われます。