きょうは九州北部地方で「春一番」が吹き、県内は「春の嵐」となりました。昼過ぎにかけて風と雨が強まり、長崎ランタンフェスティバルのランタンやオブジェが破損する被害が出ました。
小栁亮雄記者:
「長崎ランタンフェスティバルのオブジェがこのように倒れてしまっています」
正午過ぎ、長崎新地中華街のそばの新地橋広場。高さ10mの去年のメインオブジェ「牛郎織女(ぎゅうろうしょくじょ)」のそばにある、高さ2~3メートルの天女や灯籠のオブジェが無残に倒れ、銅座川には外れて落ちたランタンが流れていました。
雨に濡れ、風に揺れるピンクのランタン。外れて垂れ下がり、電球がむき出しになってしまったランタンを撮影していたその瞬間…。落下し、川に流れていきました。
長崎市では午後0時17分に20.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
一方、中島川公園会場の周辺でも…。
小栁記者:
「あちらの方には眼鏡橋が見えるんですけど、手前の黄色いランタン、今にも落ちそうな状態になっています」
黄色のランタンが川や川岸、沿道に落ちたり、灯籠のオブジェが倒れたりしていました。
長崎市によりますと約100個のランタンが壊れたり落下したりする被害が出ました。今後、在庫状況を確認しながら新しいランタンに付け替えるとしています。