自民党長崎県連は、安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡る谷川弥一前衆院議員(82)の辞職に伴い、4月に実施される衆院長崎3区の補欠選挙について、候補者を擁立する方針を固めました。
13日、党本部の茂木幹事長から県連の古賀友一郎会長(56)と前田哲也幹事長(60)に、「長崎3区は戦うことになった。準備を進めてほしい」と電話があったということです。
現在の3区は区割り変更に伴い次期衆院選から新2区と新3区に分かれ、両区の候補者は既に決まっています。谷川前衆院議員(82)は比例転出の予定でした。
党本部は補選で候補者が当選した場合、次期衆院選の1期については比例九州の候補者とする方向で検討するということです。県連は候補者の公募はせず、2月末までをめどに、県議を中心に、民間企業も含め、幅広く探すとしています。
衆院長崎3区補欠選挙には立憲民主党の現職で、比例九州の山田勝彦衆院議員(44)と、日本維新の会の新人で塾経営の井上翔一朗氏(40)も出馬を表明しています。補選は4月16日(火)告示、28日(日)投開票です。