元日に発生した能登半島地震の死者は240人、安否不明者は11人となり、ひと月以上経った今も石川県では549カ所の避難所に1万4千人以上が身を寄せています。日赤長崎県支部は6日、新たな災害医療チームを被災地へ派遣しました。
能登半島地震の被災地には、5日時点で全国の日赤支部から「救護班」延べ241班、「災害コーディネートチーム」延べ66チームが派遣されています。日赤長崎県支部は1月25日、医師や看護師、薬剤師ら9人で構成する医療救護班を石川県に派遣しましたが、6日新たに医師、看護師、臨床検査技師1人ずつの計3人で構成する「災害医療コーディネートチーム」を派遣しました。
3人は石川県七尾市の保健福祉センター内で被災者の栄養面や医療ニーズの確認、避難所やトイレなどの清掃状況の改善、市役所など関係機関との連絡、救護班の巡回調整など多様な業務を担います。
長崎原爆病院・谷口英樹院長:
「(コーディネート班は)非常に気を遣う立場だと思います。今までの経験を十分に生かして救護活動がスムーズに回るようにコーディネートをお願いしたい」
日赤長崎支部・北﨑健医師(49):
「被災地の方々の考えている自立と、私たちの考えている自立が乖離してはいけないと思っていますので、出来る限り寄り添っていく活動ができればと思う」
派遣期間は6日(火)から12日(月)までの7日間です。日赤長崎県支部は2月さらに「医療救護班」2班の追加派遣を予定しています。