9日(火)から能登半島地震の被災地・石川県に派遣されていた県警の広域緊急援助隊は任務を終えて戻ってきました。
県警本部は石川県公安委員会の要請を受けて、機動隊員など32人で構成する広域緊急援助隊を9日から石川県に派遣していました。広域緊急援助隊は今月11日から6日間、能登半島地震で大きな被害が出た珠洲市と輪島市で行方不明者の捜索や救助活動に当たりました。
県警広域緊急援助隊・伊賀輝希隊長:
「人員、装備、異常ありません」
被災地での活動を終え、18日帰って来た広域緊急援助隊の伊賀輝希隊長が、県警本部警務部の危機管理担当・車康之首席参事官に無事活動を終えたことを報告しました。
県警広域緊急援助隊・伊賀輝希隊長:
「所持品とかいくつか行方不明不明者の物かは分からないが、発見できたところはあった」
県警広域緊急援助隊・藤川和将分隊長:
「地道にこの場所には(行方不明者が)いないということを、徐々に広げていくことで、(行方不明者が)いらっしゃる場所を絞っていく活動をしていた。
日頃、自分が被災するなんて思っていないと思うので、個人がどれだけ防災意識を持って日頃の備蓄や避難所の確認など、すぐ行動ができるように事前の準備をすることが大事だと思った」
広域緊急援助隊の県外派遣は、2018年7月に広島で起きた豪雨災害以来です。県警は今後も要請があれば出動するとしています。