中学1、2年生の新チームで全国大会出場を目指すハンドボールの県新人大会が長崎市で開かれました。決勝は、男女ともに同じカードのライバル対決となりました。
「県中学校ハンドボール新人大会」には、中学校や地域クラブから男女各8チームが出場しました。チームは7人制で、予選リーグで勝ち抜いた男女各4チームが全国大会出場を懸けトーナメントで争いました。
男子決勝は、2連覇を狙う大野中と去年、決勝で大野中に敗れ、リベンジに燃える小島中がフルメンバー7人で挑みます。
前半、先制を許した小島中は、身長176cm小嶋がディフェンスの上からシュート!さらに1年小田は、スチール!そしてゴールを決め、続けざまに4点を奪います。追い掛ける大野中は、豊福!安藤のシュートで同点に。さらに息の合ったパス回しで最後は、久保川!8対7と逆転します。リードのまま前半を終えたい大野中に対し、同点で後半を迎えたい小島中は、1年生キーパー福田がゴールを死守!そして、キャプテン前田!【小島中2年・前田陽希主将】「次後半につなげるために 絶対に決めたいと思っていました」前田が気迫を込めたプレーをみせ8対8の同点で前半を折り返します。
エンドが変わった後半でも、大野中が入れると、小島中が奪い返すシーソーゲームに。11対11の同点の場面で、大野中は、連携プレーでゴール!さらにキーパーでキャプテンの冨野!【大野中2年・冨野叶翔主将】「絶対に止めてやるという気持ちで守ってました」冨野が連続ブロック!キャプテンのプレーで勢いづいた大野中は、久保川!ハンドボールを始めて2年弱の久保川がセンスをみせ4連続得点!大野中が16対11とリードします。追う小島中は、キャプテン・前田!前田は、声を上げ、プレーでもチームを鼓舞しますが、反撃もここまで。大野中が21対16で逃げ切り2連覇達成です。
【大野中2年・冨田叶翔主将】
「本当にうれし過ぎて叫びたい気分です」
【大野中2年・江﨑淳副主将】
「チームで勝てたことがうれしいです」
【大野中2年・久保川泰成選手】
「(全国大会では)ディフェンスだったりオフェンスを頑張れたらなと思います」
惜しくも敗れた小島中はー
【小島中2年・前田陽希主将】
「5点差という結構接戦だったので悔しいです」
「次の大きな試合で結果を残して少人数でも強いんだぞいうところを見せたいと思います」
女子の決勝も大野中と小島中が対戦。3連覇を狙う大野中に対し4年ぶりの優勝を目指す小島中は、前日の予選リーグで2年生の寺田が足にけがをしたため、ひとり少ない6人で臨みます。
前半、小島中は、キャプテン濵崎が中に切り込みシュートを決めると、さらに、ディフェンスを交わしロングシュート!キャプテンの2連続シュートで6対6の同点に。一方、大野中は、エースでキャプテンの松本!三村の活躍などで6連続ゴール。後半、8点を追いかける小島中はキーパー雑賀が意地を見せます。【小島中2年・雑賀莉子選手】「ひとり少ないから皆で連携しながら守らないといけないから、苦しい場面で止められてチームが盛り上がったから良かったです」小島中は、キーパーの雑賀、キャプテンの濵崎を中心に数的不利の中、健闘しましたが5点差で(21対16)敗れました。
【小島中2年・濵崎陽奈主将 】
「6人しかいなくて正直きつい時が多かったけど、本当は7人いるから九州大会では県代表として全力で戦ってきたいと思います」
大野中女子は、見事、3連覇を達成しました。
【大野中2年・三村優奈選手】
「春中にいけてうれしいです」
【大野中2年・松本真有音主将 】
「ディフェンスのカバー練習と練習中の声が少ないから声出しをしていきたいと思います」
男女ともに優勝した大野中は、3月、富山で開かれる「春の全国中学生選手権大会」へ。2位と3位のチームは、3月に佐賀で開かれる九州大会に出場します。
【大野中みんなで】
「大野中アベック優勝イエーイ。全国大会頑張るぞおー!」