長崎市で火災が相次いでいます。27日朝、西海町で空き家1棟が全焼。26日は市の中心部で高齢女性が1人で暮らす住宅1棟が全焼しました。27日午前7時前、長崎市西海町で「住宅の2階から火炎と黒煙が上がっている」と近くにいた人から119番通報がありました。消防車10台が出動し、火は約2時間半後に消し止められましたが、農業の松下勝治さん(68)が所有する木造2階建ての空き家1棟、約184平方メートルが全焼しました。けがをした人はいません。時津署によりますと、空き家には数年前まで松下さんの親族が住み、今も電気は通っていたということです。警察と消防が出火原因を調べています。
26日、賑町の中央公園付近では、73歳の女性が一人暮らしの木造2階建ての住宅1棟約54平方メートルが全焼し、隣接するビルの外壁の一部が焼けました。女性は逃げて無事でした。
隣のビルの住人:「通行人の人が『隣りが火事みたいですよ』と教えてくれた。外に出たら1階の方は煙が出ていた」
長崎署によりますと、女性(73)は出火前、1階の台所で火を使って料理をしていたということです。台所の火を消したかどうかは「覚えていない」と話していて、別の部屋でうたた寝をしていたところ、「気づいたら火が出ていた」と話しているということです。