長崎市の諏訪神社ではこの1年の防火や防災を祈願する火よけの神事「鎮火祭」が執り行われました。
長崎市消防局の職員や地元消防団の団員ら12人が参列しました。
諏訪神社の鎮火祭は、幕末の1857年に社殿が全焼して以来、火災予防と消火活動の安全を願い、毎年、年始に執り行っています。
斎庭で、地面に積み重ねた木札を燃やし、吉村宮司(74)が瓢箪に入れた水や江戸時代、消火に使われていた川藻や赤土を使って消しました。
第6分団・山崎清二分団長:
「石川県とかでひどい災害が起こっている。(自然災害の発生は)長崎も例外ではないので、気を引き締めてやっていかなければと」
長崎市消防局管内では去年、前の年より15件少ない101件の火災が起き、4人が亡くなっています。(※死者前年比-4人)