諫早市の小江干拓地で12日に市民が見つけた野鳥の死骸から鳥インフルエンザウイルスが検出され、高病原性の「H5亜型」と確認されました。
国立環境研究所(茨城県つくば市)で検体の遺伝子検査をした結果、18日、A型の鳥インフルエンザウイルスが検出され、20日、高病原性「H5亜型」と確認されました。
県は、県内の養鶏関係者ら約20人を集めた防疫対策会議を開き、農場周辺の消毒の徹底や防鳥ネットの点検などをお願いしました。
県農林部・綾香直芳部長:
「鶏舎の周りには既にウイルスが迫ってきていること、それから潜んでいること、これを改めて強く認識していただきたい」
県内の家きん飼養農場127戸で異常は確認されておらず、消毒用の石灰もすでに散布済みです。また、夕方には関係部局を集めた警戒連絡会議を開き、県内に4カ所ある生きたニワトリを食肉用に処理する「食鳥処理場」や動物園の鳥に異常がないことを確認しました。