県は、県内で死んだ野鳥から鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたと発表しました。県は20日緊急の会議を開き、今後の対応などを協議します。
12月12日(火)の朝9時ごろ、「諫早市高来町の小江干拓地の先で死んでいる野鳥がいる」と市民から通報があり、9時半ごろ、市の職員が死んだヒドリガモ1羽を回収しました。
中央家畜保健衛生所に搬入し、実施した簡易検査では陰性でしたが、検体を国立環境研究所(茨城県つくば市)に送り、LAMP法による遺伝子検査をしたところ、18日、A型鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
環境省は発見場所の周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、家畜保健衛生所は県内の家きん農場127戸に電話で異常がないことを確認しました。
県は20日午前11時から防疫対策会議、午後5時15分から警戒連絡会議を開き、今後の防疫対応などを協議します。
県内の野鳥から鳥インフルエンザの陽性反応が出たのは去年11月28日、諫早市森山町下井牟田の「旧干拓地」で死んでいたナベヅルから検出されて以来です。