県内では輸送機関への安全確認を呼びかける立ち入り点検が実施されています。帰省客による人の移動や貨物の運送が増える年末年始を前に、国交省九州運輸局は毎年この時期に海上と陸上の輸送機関を対象に安全総点検を実施しています。
12日は、長崎運輸支局の佐世保海事事務所と佐世保海保が合同で、佐世保と上五島を結ぶ九州商船の高速船「シークイーン」に乗船し、脱出用の救命胴衣や消火器などの安全設備を点検しました。
国交省佐世保海事事務所・小中原直樹所長(59):
「今回の総点検を契機にいま一度安全管理体制の維持・醸成、安全意識の向上を図っていただければ」
航行中に事故が発生した場合は乗客の安全確保のほか、通報や連絡に即座に対応できる船内の通信設備が求められます。運輸局は事故を未然に防ぐ出航前の点検の徹底を呼びかけています。