諫早市の森山東と西3.3キロを結ぶ高規格道路が開通しました。諫早市と島原市をつなぐ国道57号の渋滞緩和や島原半島へのアクセス向上などを目的に国土交通省が1988年から整備を進めていました。諫早インターチェンジと南島原市深江町を結ぶ約50キロの自動車専用道路「島原道路」の一部です。片側1車線の国道の北側に片側1車線の通行無料のバイパスが設けられました。国は長崎自動車道の諫早インターにつながる県道125号諫早外環状線の長野インターチェンジと雲仙市愛野町付近を結ぶ約7.6キロの国道を4車線化する「森山拡幅」事業を続けています。今回の開通で「森山拡幅工区」は、3区間のうち中央の約1.5キロを残すのみとなりました。国交省九州地方整備局の小柳誠計画課長は「交通が分担されることで国道57号の渋滞の緩和や交通事故の減少に期待したい」と話しました。「島原道路」が全線開通すると、所要時間は全線未整備の1時間46分から1時間8分に短縮される見通しです。