長崎県松浦市の酒類販売店が開発した「酒のつまみ」が日本農林漁業振興会の会長賞を受賞し28日、県に報告しました。
浦真樹副知事を訪問したのは、「酒の一斗」の社員3人です。池野晋一社長(65)が、今年度の「農林水産祭における日本農林漁業振興会会長賞」を受賞した加工食品「酒屋が作ったレモンしめ鯖香る炙り焼き仕上げ」を紹介しました。
「酒の一斗」は、コロナ禍で酒の売り上げが落ち込む中、新たな収益を生み出そうと、2021年2月、酒に合う加工食品の開発を始めました。1年以上かけて去年5月に完成したこの商品は、日本酒をマイナス20度に瞬間凍結する技術を、真空包装したサバに応用したもので、時間が経っても、水揚げした時の鮮度をそのまま維持し、新鮮な食感と香りを楽しむことができます。
酒の一斗・池野晋一社長(65):「西の果ての松浦市ですが、できれば輸出もひっくるめて、色んな所に提供できるようになればいいなと思っています」。
「酒屋が作ったレモンしめ鯖香る炙り焼き仕上げ」は、県内4店舗の「酒の一斗」で購入できるほか、インターネット販売「池野酒店」でも購入できます。