大石知事が7月に行われた全国知事会議を欠席し、サッカー・ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手(38)の出場試合を観戦したほか、面会もしていたことが分かりました。県は「トップセールスを優先し調整した結果」としています。
大石知事は7月25日と26日、山梨県で行われた全国知事会議を欠席し、代わりに馬場副知事が出席。両日ともに知事が欠席したのは長崎と群馬だけでした。
県によりますと、大石知事は25日、国交省と財務省に対して道路整備に関する予算要望をした後、大阪でロナウド選手と契約する会社の案内で、ロナウド選手の出場試合を観戦しました。チケットは自費で購入したとしています。翌日には企業誘致活動の後、ロナウド選手と面会。6月に県とポルトガルが連携協定を結んだことから、長崎県のPRへの協力を求めたということです。
会議の日程が先に決まっていましたが、県は「予算要望や企業誘致活動など、知事によるトップセールスを優先して調整した結果」とした上で、「試合観戦は選手との面会での話題づくりのため」としています。
一方、大石知事は就任後、5回あった会議のうち出席は1回のみ。知事の出席率が低いこともあり、県は「他の都道府県でも部長級や課長級が対応している場合もある」としています。