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【長崎】春の叙勲 県内から52人

2021年04月29日

国や公共に対し功労のあった人を称える春の叙勲の受章者が発表されました。長崎県内からは瑞宝小綬章に8人、旭日双光章に11人など52人が選ばれました。旭日双光章を受ける西海陶器会長の児玉盛介さん(71)は半世紀以上、長崎が誇る陶磁器、波佐見焼の製造・販売に携わってきました。2004年から4年間長崎県陶磁器卸商業協同組合の理事長として波佐見焼のブランド向上や販路拡大に取り組むなど陶磁器産業の発展に尽力してきました。また波佐見焼振興会の会長として「波佐見陶器まつり」を県内有数のイベントに育て上げ、観光客の大幅な増加に結びつけるなど地域の発展にも貢献しています。児玉さんは「時代と共に変化していく。変わっていくというのが波佐見焼のコンセプトです。昔みたいに安くてたくさん掘り出し物があるよっていうイメージから波佐見はおしゃれでスタイリッシュなものがありますよと。若くておしゃれな人たちがたくさんお見えになっていますよと。そういう面では非常に新しい波佐見の陶器市の見せ方とか焼き物の見せ方も出来てきたんじゃないかなというふうに思います。やっぱり若い人たちがいいよね、というような感想で支持してくれるというふうになってきました」と話しました。受章者は今後、関係省庁などから勲章が授与されます。