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【長崎】コスタ・アトランチカ岸壁にコンテナ搬入

2020年04月29日

乗員148人が新型コロナに感染したイタリア・コスタクルーズ社のクルーズ船「コスタ・アトランチカ」が接岸する三菱重工業長崎造船所香焼工場の岸壁には医療体制支援のため29日朝からコンテナが運び込まれました。午前8時です。コンテナを積んだ車が続々と香焼工場に入っていきます。運ばれてきたコンテナは20基で、窓や室外機などが付いています。コスタ社が契約したもので、コスタ・アトランチカが停泊する岸壁の近くに設置を進めています。コンテナは自衛隊の医官や災害派遣医療チーム「DMAT」の医師らが乗員の診療に使ったり、医療スタッフの休憩スペースとして使ったりする予定です。長崎県は電気やガスの敷設工事が終わり次第、順次使用したいとしています。会見で県福祉保健部の中田勝己部長は「船外のコンテナに臨時の診療施設を設けています。今後、ローテーションを組んでなるべくいない時間が少なくなるような形で対応したいと考えている。今そのための人員確保とかスケジュール調整を行っている。24時間体制はそこまでのドクターがいるものではないが、今後派遣要請で医師に来ていただく場合にはそういった体制も見据えたものを検討していきたい」と話しました。当初の乗員623人(現在は他船の看護師人が乗り組み624人)のうち148人から陽性反応が出て重症者1人が長崎市内の感染症指定医療機関に入院しています。また27日から28日にかけて発熱した陽性者ら乗員3人が救急搬送されました。このうち陰性だった30代男性は症状が軽くなったため29日午後退院しました。長崎市内の指定医療機関は「長崎みなとメディカルセンター」と「長崎大学病院」の2カ所で、新型コロナウイルスの患者を受け入れる病床は拡張病床を合わせて最大28床あります。これに長崎市で初めて感染が確認された県内15人目の30代の男性とアトランチカの乗員3人の合わせて4人が分かれて入院しています。長崎県は中等症の乗員の受け入れを表明した重工記念長崎病院とも協議を進め、コロナ患者の病床の確保を加速化させる方針です。