藤井聡太六冠(24)と伊藤匠二冠(23)、将棋界を担う若い棋士2人が長崎にやってきました。
将棋の八大タイトル戦の一つ「王位戦」の第4局が18日から長崎市で行われます。長崎市でのタイトル戦は14年ぶりです。
午後1時前、長崎市の平和公園を訪れた藤井聡太六冠(24)と、伊藤匠二冠(23)。
18日から長崎市で始まる伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負の第4局を前に、平和祈念像に向かって手を合わせました。
次に訪れたのは長崎電気軌道の浦上車庫。外装も内装も長崎らしさにこだわった310号車「みなと」や、明治44年(1911年)に製造された日本最古の木造ボギー車168号車について、説明を受けながら車内を見学しました。
鉄道ファンとして知られる藤井六冠、長崎入りの手段はもちろん西九州新幹線です。
藤井聡太六冠:「大村湾が奇麗に見えたりその景色も楽しみながら来ることができたかなと。今回この特別に車両もご案内いただいて現存する貴重な車両だということは興味深く伺いましたし、こうして制服もご用意いただいて私としては非常にうれしく思います」
藤井王位に挑む挑戦者・伊藤二冠は…。
伊藤匠二冠:「昔ながらの雰囲気を感じることができて貴重な経験をさせていただいた。制服を着る機会も初めてだったので不思議な気分です」
長崎電気軌道経営企画室八並大地経営企画係長:「168号車自体もつり革のつってるところが革でできてるんですけどそういったところの質感を見られていたような気がしました。長崎も味わっていただきながらも頑張っていただければなと思ってます」
午後4時半、両棋士は、対局の舞台となる長崎市秋月町のガーデンテラス長崎ホテル&リゾートで対局場の検分に臨みました。
検分は、対局で使う盤や駒、部屋の照明や室温、飲み物などを事前に確認するものです。立会人を務める佐世保市出身の深浦康市九段(54)が、2人に一つひとつ確認します。防衛と7連覇を目指す藤井王位が2勝1敗と一歩リードする七番勝負。持ち時間8時間の2日制で、18日午前9時に対局が始まり、19日の夕方から夜にかけて決着がつく見通しです。
藤井聡太王位(六冠・24歳):「序盤からしっかり集中して臨む必要があるかなと思っています」
伊藤匠二冠(23):「集中力をあげて読みの精度を上げていかないといけないと感じています」
長時間にわたる対局に臨む棋士にとって、地方会場での食事はエネルギー補給でもあり楽しみのひとつ。
藤井王位:「出島があったりということで独自の食文化。食事などもその点非常に楽しみにもしています」
伊藤二冠:「日本食や洋食や中華風などさまざまな料理が用意されているなという印象で、いただくことも楽しみの一つですね」
昼食の「勝負めし」、午前と午後の「勝負スイーツ」と「勝負ドリンク」には、長崎ならではの31品が選定。両棋士が何を選ぶのか、注目です。