学校で使っていた机と椅子。壁には、習字の作品や時間割。小学校の教室みたいでわくわくさせる空間は、まちのパン屋さんのイートインスペースなんです。
JR川棚駅の近くの「cafe de PANCLUB(カフェ・ド・パンクラブ)」。店長の富永亜須香さんの夫・竜太さんが隣町の波佐見町で営んでいる「PANCLUB」の2号店です。
かわいい店内には、竜太さんが焼く30種類~40種類のパンを並べています。まちで評判なのは、「ほっぺパン(100円~180円)」です。ふわふわで、赤ちゃんのほっぺのようです。低温で焼くことで「ふわもち」感を出しています。
オリジナルのほか、クリーム、チョコ、レモンクリームの4種類。レモンクリームは、9月までの季節限定商品です。たっぷりのレモンクリームがさわやかです。生地との相性が抜群です。
ボリュームたっぷりの「ハムタマゴサンド(420円)」は具を粗めに切ってあるので、食感を楽しめます。
2号店限定の「窯出しプリン(250円)」は、しっかりとした生地にほどよい甘さ。カラメルソースは濃厚です。
「レモネードソーダ(360円)」もつけて、イートインでいただきました。ちょっと贅沢な“給食気分”が味わえます。
夫の竜太さんは、川棚町出身。東京・横浜などでパン屋店で経験を積み、2020年に波佐見町に「PANCLUB」(波佐見町宿郷900-2)をオープンしました。
川棚町出身なのに波佐見町に店舗を構えたことで、知人から「地元にもパン屋を作ってほしい」と要望があったそうです。竜太さんは川棚町の2号店にある思いを持っています。
富永竜太さん:
「通り過ぎる町川棚」と言われていた。(町外の)みなさんにとって川棚町は直接用事がない町なので、川棚町が「いったん車を降りる町」になればいい、その力になれればいいなと思って
地域の活性化に思いを寄せ、イートインスペースを子供向けのワークショップの会場にも提供しています。亜須香さんも「いろいろな人とコミュニケーションをとりながら活動の場になっていけば」と思いは同じです。
cafe de PANCLUB
住所 川棚町栄町2-12
電話 0956-59-9800
営業 11:00~18:00 ※土曜は11:30~
休み 日曜・月曜 駐車場 2台