琴海のハッピーテラス「春爛漫」ハート尽くしのスポットも

春爛漫！色とりどりの花々が咲き誇っています。長崎市琴海尾戸町の「ハッピーテラス」で可愛いピンクの花「フクロナデシコ」が、満開です。

長崎市琴海尾戸町の形上湾沿いにある山本さん夫婦手作りの「ハッピーテラス」。

約半世紀、左官やガーデナーとして「庭造り」を手掛けてきた山本辰美さん（７１）の技術の粋を集めた展望所ガーデンです。この季節は、ハートの花びらが特徴の「フクロナデシコ」をはじめ、小ぶりでかわいらしい「ピンクパンサー」が見頃を迎えています。鮮やかなピンクが一面に広がる中、紫の「松葉海蘭」も満開でした。

春爛漫のハッピーテラスにある“キュートなスポットが…。中心が黄色で花びらが白く、愛らしさが特徴の「ノースポール」で作ったハートのスポット。訪れた方に楽しんでもらいたいという「おもてなしの心」であふれているハッピーテラス。隅々まで手入れが行き届いています。

山本辰美さん（７１）：
「一応草取り名人の称号を与えています」

「草取り名人」の称号を持つ妻の京子さん（７１）が毎日欠かさず、５～６時間かけて雑草の手入れをしています。

妻・京子さん（７１）：
「ここは無料のリハビリですので、毎日鍛えています」

ハッピーテラスではフクロナデシコのほか、鮮やかな黄色やオレンジの「キンセンカ」、淡い緑と黄色の花びらが特徴の「御衣黄桜」も見頃を迎えていて、まさに「春爛漫」です。

妻・京子さん（７１）：
「主人がこの時期、本当に皆さんがおいでになる時期、テンションが一年の中で一番高い。自宅では見られません。最高です」

山本辰美さん（７１）：
「普段とはちょっと違いますよね。お客さん対応が自分、大好きですので、今日はどういう方がみえられるのかなってワクワクする」

妻・京子さん（７１）：
「私たちももう７１歳ですから。今を楽しみたい」

山本辰美さん（７１）：
「来た人たちが素晴らしいと言って下さるのが、一番自分たちの力になっております。力の続く限り、こういうふうにしてここを守っていきたい」

白から淡いピンクに少しずつ色を変えていく「ピンクオオデマリ」の見頃は１週間後にやってきます。

入場無料のハッピーテラス、フクロナデシコやキンセンカ、ノースポールの見頃は４月末ごろまで続きます。