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2025/01/30

長崎大学定例会見 被爆80周年事業を発表 国のBSL4施設指定は…

長崎大学は30日に定例会見を開き、被爆80年の記念事業を発表しました。

また国がBSL-4施設に指定したことについては、「大変な名誉」との認識を示しました。

長崎大学・永安武学長:
「薄れつつある原爆の様々なことを一般の市民の方々を含めて継承をどうするかというのがひとつの大きな問題になっていますけれども、これをしっかりとアピールすることがアカデミアとしての使命だというふうに考えております」

長崎大学医学部の前身、旧長崎医科大学は、爆心地から約600メートルに位置します。原爆で壊滅的な被害を受け、学生や教職員ら約900人が犠牲となりました。

永安武学長は「今年は被爆80周年という節目の年。唯一の被爆した医科大学をもつ大学として、『継承と行動』をスローガンに掲げ、しっかりと記念事業に取り組みたい」との決意を示しました。

長崎大学・永安武学長:
「大学としては今後(原爆の)貴重な資料をしっかり市民に公開できるようなことをやっていかなくてはいけない」

長崎大学が持つ貴重な被爆資料の修復・保存に乗り出すほか、医師で被爆者の朝長万左男名誉教授による記念講演や広島大学と共同で実施する写真・資料展、アメリカのカーネギー国際平和財団との共同研究など、現時点で11の被爆80年記念プロジェクトを予定しています。

一方、エボラウイルスなど危険度の高い病原体を研究する「BSL-4施設」に、長崎大学の坂本キャンパスの施設が厚労省から指定されたことについては…。

高度感染症研究センター・森内浩幸センター長:
「指定を頂いたことは長崎大学として大変な名誉と受け止めている。国策として造られた『BSL-4施設』は、日本国民、そして世界中の人々の健康や命を守るための研究成果を挙げ、人材を育てることがミッションです。地域の皆さまがただ単に安心して下さるということだけではなく、この施設のことを誇りに思ってもらえるように頑張ってまいりたいと思います」

本格稼働に向けて大学では現在、危険度の低いウイルスを使った研究と訓練を行っています。

高度感染症研究センターの森内センター長は、地域住民の不安には「丁寧に向き合う」と強調しました。

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