長崎市はパリオリンピック柔道男子81キロ級で金メダルを獲得、史上初の2連覇を果たした長崎市出身の永瀬貴規選手(31)に「栄誉市民」の称号を授与すると発表しました。
14人目の「栄誉市民」です。
鈴木長崎市長:
「長崎出身の永瀬貴規選手に対して長崎市栄誉市民の称号を授与することといたしました」
長崎市出身の永瀬貴規選手(31)は、パリオリンピック柔道男子81キロ級で金メダル、混合団体で銀メダルを獲得しました。男子81キロ級では、前回の東京大会に続く金メダルで、この階級で初のオリンピック2連覇を果たしました。
鈴木長崎市長:
「永瀬選手の偉業は長崎市の名声を高めるとともに多くの市民に深い感動と勇気、そして明るい希望を届けていただきました」
長崎市は、公共の福祉や経済・文化の発展に大きな功績を残し、市民の敬愛の的として仰がれる人に「栄誉市民」の称号を贈っています。
長崎市栄誉市民は、これまでシンガーソングライターのさだまさしさんや被爆者の故・山口仙二さんらに贈られ、永瀬選手は14人目です。
栄誉市民の顕彰式は、25日に長崎市議会議場で行われます。
また、鈴木市長はイギリスで開催される平和首長会議理事会に出席するため、来週土曜から6日間、海外に出張します。平和首長会議には世界166の国と地域の約8400都市が加盟しており、国境を越えて連携し、核兵器廃絶を目指しています。
鈴木長崎市長:
「次回の総会は、被爆80周年を迎える来年、令和7年に長崎市での開催を予定しております。(平和首長会議理事会は)来年長崎総会で策定する時期行動計画や運営方針等を審議する重要な会議となる」
全国の被爆者らでつくる日本被団協のノーベル平和賞決定以降、市長としては今回が初の平和行政に関する外国訪問となります。
鈴木長崎市長:
「日本被団協のノーベル平和賞受賞をてこに使って更に平和首長会議においても強力に核兵器なき世界の実現に向けた発信をやっていけるように、関係の都市とも連携を強化してまいりたい」
鈴木市長は今回の海外出張で国際会議やクルーズ船などを誘致するトップセールスも行うとしています。