大石知事はパリオリンピック柔道男子81キロ級で金メダルを獲得し、オリンピック史上初の2連覇を達成した長崎市出身の永瀬貴規選手(30)に県民栄誉賞特別賞を贈ると明かしました。
また長崎と韓国・ソウルを結ぶ国際線の定期便が5年7カ月ぶりに運航を再開することが決まりました。
大石知事:
「永瀬選手には2大会連続での金メダル獲得というこの度のご活躍を称えまして今回、県民栄誉賞特別賞をお贈りすることと致しました」
長崎市出身の永瀬貴規選手(30)は、パリオリンピック柔道男子81キロ級で金メダル、混合団体で銀メダルを獲得しました。
男子81キロ級では、前回の東京大会に続く金メダル獲得で、この階級で初のオリンピック2連覇を果たしました。初出場だった前々回のリオデジャネイロ大会での銅メダルを含めれば3大会連続のメダル獲得で、日本では谷亮子さん、野村忠宏さんに続く3人目の快挙です。
永瀬選手には東京大会後、「県民栄誉賞」が贈られていて、今回の「県民栄誉賞特別賞」は「県民栄誉賞」の受賞後、功績があった人に対し授与されます。この賞の受賞は、体操の内村航平さんに続き、2人目です。
大石知事:
「うれしかったですし、誇りに思いましたし、元気をもらいました。長崎県民だけではなく、日本中が勇気や感動を頂いたのではないかと思っています。そういったことも、改めて県民の皆様と分かち合えればと思います」
表彰式の日程は未定ですが、県庁で行われる予定です。
また、大石知事は10月27日(日)から長崎空港と韓国・ソウルの仁川空港を結ぶ路線の運航が再開されると明かしました。
大韓航空が運航し、この路線の運航再開は約5年7カ月ぶりです。2019年3月まで韓国の格安航空会社「エアソウル」が運航していましたが、搭乗率が低調で運休となっていました。毎日は運航せず、便数は調整中としています。
県によりますと県内の外国人の宿泊者は韓国からの客が最も多く、さらなるインバウンドの獲得に向け、知事は22日から韓国を訪問し、旅行会社などへトップセールスを行うことにしています。