県北地区を中心に熱戦が展開された軟式野球では、32チームから満40歳以上の約800人が参加。長崎からは開催地枠として、3チームが出場しました。<長崎市役所マスターズ(長崎)、TEAM橋口・S(大村)、球王クラブ(対馬)>
28日の1回戦に登場した、職員が中心メンバーの長崎市役所マスターズ。6月の県大会で優勝したチームです。対するは、中国地区代表・山口県の宇部クラブ。
長崎チームは、スターティングメンバーの平均年齢が若い相手に挑みます(長崎:49.8歳、山口:41.7歳)。先攻の長崎は1回表。長崎北陽台野球部出身で、歯科医院で働く3番・井上。レフト線破る2塁打。
続く4番は、井上と同じ北陽台野球部で、同級生だった松本はファーストフライ。ここは、相手ピッチャーに打ち取られます。
長崎は、2塁打を打った井上が先発投手です。立ち上がりから早速、得点圏にランナーを背負いますが…空振り三振でピンチを切り抜けます。しかしその後、相手投手の球威のある高めの真っ直ぐと外に逃げるスライダーをなかなか攻略できず。パワーのあるバッター陣に得点を許し、6点を奪われます。【5回終了0-6】
一矢報いたい長崎市役所マスターズは、6回。監督兼選手、56歳の2番・山田がセンター前ヒット。そして、初回に2塁打を放っている3番・井上に打順が回ります。チーム最年長、67歳の木下さんも3塁コーチャーとしてエールを送ります。
レフト線を破る長打コース。1塁ランナー山田は…3塁を回ります。懸命な走りで、ホームイン。井上のきょう2本目の2塁打で1点を返します。しかし、反撃はここまで。【長崎1-7山口】
敗れはしたものの、地元開催の全国大会で全力を尽くしました。
【長崎市役所マスターズ浦貴士選手(42)】「最後までみんな諦めずに、ゲームセットまで一生懸命みんなで声出して地元開催ということで、楽しく野球をやれたので良かった」
【長崎市役所マスターズ井上康一郎選手(49)】「今回は私たちも含めて(長崎から)3チーム出場できたので、これを機に長崎県の野球も盛り上げていけたら今後とも他のライバルチームとも切磋琢磨しながら、野球を盛り上げていきたいな」