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2024/05/03

【長崎】被爆79年長崎平和宣言文起草委員会が初会合 米映画「オッペンハイマー」取り上げるべきとの意見も…その理由は?

8月9日の平和祈念式典で長崎市長が読み上げる平和宣言文の起草委員会が開かれました。今年のアメリカ・アカデミー賞で7冠に輝いた映画「オッペンハイマー」に触れるべきとの意見も。その理由とは?

鈴木史朗長崎市長(56):「核兵器がもたらす結末を国内外に伝え、そして『長崎を最後の被爆地に』という力強いメッセージを今一度この長崎から力強く発信するということがますます重要になっているところでございます」

初回は、委員長の鈴木市長が被爆者や有識者ら14人の委員の意見を聞き取りました。委員からは、ウクライナやパレスチナ情勢を踏まえ、今こそ「長崎を最後の被爆地に」というメッセージを発信すべきという意見や核兵器禁止条約への署名、批准、没後50年を迎えた被爆詩人・福田須磨子さんの詩や被爆者として初めて国連で演説した故・山口仙二さんの言葉を取り上げるべきなどの意見が出ました。

被爆者で医師の朝長万左男委員(80)からは、原爆を投下したアメリカで「原爆の父」と呼ばれた物理学者、ロバート・オッペンハイマーの苦悩を描いた映画が作られた意義に触れるべきとの意見も…。

日赤長崎原爆病院名誉院長・朝長万左男委員(80):「米国から核兵器の非人道的側面に焦点を当てた映画の登場は初めてでありまして核廃絶の重要性を強く滲ませています。特に米国では若い世代が映画館に足を運び、センセーションを巻き起こしました」

この意見に鈴木市長は…。鈴木長崎市長:「科学者として核兵器を実際に開発してしかしそれが非人道的な結末をもたらすと、それに対する苦悩ですよね。それがアメリカ市民に対しても核兵器廃絶に対する思いを芽生えさせてると、そういう意義というのをしっかり大切にしていく必要があるというふうに思っております」

次回6月8日(土)の会合では、これらの意見を踏まえ、市長が素案を示します。

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