
将棋の八大タイトル戦の一つ、伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負の第4局が長崎市で行われ、挑戦者の伊藤匠二冠(23)が藤井聡太王位(24)に勝ち、対戦成績を2勝2敗のタイに戻しました。
おとといときのう、ガーデンテラス長崎ホテル&リゾートで2日間にわたって繰り広げられた大一番。
きのうは未明に、ホテルの火災報知器が繰り返し誤作動し、両棋士を含む関係者が一時避難する異例の事態となりました。この影響で、対局の再開は予定より2時間遅れました。
終局は午後9時半、先手番の伊藤二冠が143手目に藤井王位の玉頭に銀を打ち込むと、藤井王位は投了を告げました。
これで対戦成績は両者2勝2敗のタイとなりました。
伊藤匠二冠(23):「少し自信ないかなという気もしつつ、形勢判断がよくわからないままずっと指していて、そういう意味では充実感のある内容だったかなと感じています。なんとかタイに戻すことができたので第5局もしっかりと準備をして臨みたいと思います」
藤井聡太王位(24):「かなりの判断の難しい将棋で、局面の急所をつかむのが難しい将棋だったというふうに感じていました。第5局は一週間後ですぐに続く形になるので切り替えて臨めたらと思います」
対局後の感想戦では、同学年の2人が将棋好きの少年に戻ったような、楽しそうな表情で対局を振り返りながら、さまざまな手を検討していました。最終盤までほぼ互角の形勢が続いた、稀に見る素晴らしい対局を見せた2人。
対局前には、平和祈念像に祈りを捧げ、路面電車も見学しました。対局の合間には、長崎ならではの「勝負めし」や「勝負スイーツ」、「勝負ドリンク」も味わいました。
両棋士が注文した15品を含む全31品を掲載したメニューブックは長崎市の公式観光サイトや観光案内所などで広く発信され、メニューは各店舗で来年3月まで販売されます。
第5局は、26日(水)と27日(木)、徳島市の「渭水苑(いすいえん)」で行われます。