第108回全国高校野球選手権大会の開幕を控え、春夏連続出場を果たす長崎県代表の長崎日大は、大会3日目となる8月7日(金)の第4試合で、島根代表の立正大淞南との初戦に挑みます。
16年ぶりに夏の甲子園切符を掴み取ったチームは、地方大会での歓喜の直後から次なる戦いを見据えて始動しており、今春のセンバツでは叶わなかった「聖地での校歌斉唱」という目標を果たすため、懸命に練習に励んできました。
長崎日大の大きな強みは、試合の終盤で見せる圧倒的な粘り強さにあります。長崎大会の準々決勝では、1点を追う8回に4者連続安打などで逆転勝利を収めました。さらに決勝でも、同点で迎えた延長11回タイブレークという緊迫した場面で、4番の川鍋伶恩選手がスリーランホームランを放つなど、勝負所での集中力の高さを見せつけています。
投打の柱となる選手たちも準備に余念がなく、決勝を完投したエースの古賀友樹投手は「最後の最後まで集中してやりたい」と、更なる体力づくりに取り組んでいます。
こうしたチームの結束力は、野球部員の半数以上が生活を共にする学生寮「明倫館」での日々によって育まれています。主砲の川鍋選手は1食で1.2キロもの白米を平らげるチーム一の大食い。その食事から生み出されるパワーが快打の秘訣となっています。
選手同士が本音でぶつかり合うこともあります。長崎大会の準決勝でフライを追って衝突した梶山風岳主将と竹内剛選手が試合中に言い争いになった際も、試合後にはロッカーで仲直り。互いを高め合える信頼関係が築かれています。
7月30日には、メンバー外の3年生を含む多くの仲間や保護者らに見守られながら甲子園へと出発しました。梶山主将は壮行会で「支えてくださる皆さんへの感謝を忘れず、一戦一戦全力で戦いたい」と決意を語っています。
勝負所での勝負強さと寮生活で培った深い絆を武器に、きょうの初戦、聖地に校歌を響かせるための熱い戦いがいよいよ始まります。