7月8日、ベネックス長崎ブリックホールで上演される朗読劇「THE MOST DISTANT DAY FROM YOU(ザ・モスト・ディスタント・ディ・フロム・ユー)」。長崎を舞台にした作品を豪華キャストが演じることで注目されています。作品の中で「語り部」を務める俳優の別所哲也さんに作品の魅力や長崎公演への意気込みを聞きました。
「THE MOST DISTANT DAY FROM YOU」の舞台は第三次世界大戦後。言葉が消えた世界で、そのわけを探す旅に出た青年と旅の途中で出会う女性の物語です。長崎出身の元劇団EXILEメンバー秋山真太郎さんがプロデュースし、別所哲也さん、北乃きいさん狂言師の野村万之丞さん、津軽三味線の吉田兄弟ら豪華キャストの共演にも注目が集まっています。
別所哲也さん:
「この作品は朗読劇なんですけど、言葉が消えた世界を言葉で表現していくという作品の持っているメッセージの重厚感、ファンタジー、空を見上げたくなるような、いろんな気持ちにさせてもらったんですけど、実際にかかわってみると、この作品の中に長崎にある歴史的な、原爆を含めた思いを僕の友人である秋山さんが思いを込めて作った作品なんだなと思っています」
別所さんにとっても長崎は特別な場所。今回の公演に並々ならぬ思いを抱いています。
別所哲也さん:
「僕にとって長崎は家族としても重要な場所。戦争で戦死した僕の祖父がフィリピンで戦死したといわれてたんですけど、佐世保の『かま墓地』に船でたどり着いて眠っている。父がある番組で長崎におじいちゃんの名前を発見して、おばあちゃんと訪ねたということがあって、子どもの頃に聞いて、大人になって行ってみたい場所の一つだったが、少し前、家族全員で訪ねました。長崎の原爆の被爆者というものがメッセージの中に入っているんですけど、自分にとっても祖父がフィリピンで戦死して長崎で眠っているというのがあって、ふるさとの静岡とは別に長崎は大切な場所です。秋山さん自身被爆3世という立場でこの作品に向き合ってると思うし、僕にとっても戦死したおじいちゃんとつながっているというのがあります。改めて長崎という場所ででこの作品をやることによって、僕たち自身が何を考えてこの時代に生きて、歴史上あったことを受け止めながら未来に繋げているのか、僕は俳優であり映画・演劇にかかわる人間なので、作品で伝えられるのがすごく意味がありますし、この作品のふるさとは長崎だと思うので、原点で朗読劇できるのはすごく意味があると思います」
朗読劇「THE MOST DISTANT DAY FROM YOU」長崎公演は7月8日午後7時からベネックス長崎ブリックホールで上演されます。