住宅メーカーの積水ハウスが、諫早市の住宅地である分譲住宅の販売を開始しました。そのお値段、なんと1億円。県内初の「高級分譲住宅」の販売に乗り出した背景には、夫婦の働き方の変化と、「質」と「タイパ」のニーズがありました。
コンセプトは「周辺の視線を気にせず、家族が心地よく暮らせる庭を備えたコートハウス」。
中庭を建物が囲うことで、プライバシーを確保しつつ解放感がある住空間を実現しています。選び抜かれた一級建築士が素材や生活の動線にもこだわって設計した、約300平方メートル、軽量鉄骨造平屋建ての3LDK。諫早市貝津町の住宅地に建てられるこの分譲住宅のお値段は、税込み1億140万円です。
積水ハウス西九州支店長崎オフィス松井宏樹支店長:
「佐賀・長崎では初めてですし、正直九州でもほぼない」
新築住宅の着工戸数は全国的に減少傾向で、62年ぶりの低水準となっていて、長崎でも2022年から3年連続で減少しています。(2022年約1万7500戸→2025年約1万1600戸)
資材価格の高騰や人件費上昇の影響で住宅の価格が上がっていて、購入者側が「価格に見合う価値があるか」を、より慎重に見極めるようになっているとみられます。
積水ハウスによると、長崎でも1億円を超える高額マンションが珍しくない中、共働き世帯の増加により、金銭的に余力のある世帯が増え、「高級マンションと同程度の価格帯であればより広さや自由度のある戸建を検討したい」という声が増えているといいます。
「質にはこだわりたいものの自由度の高い注文住宅の打ち合わせにかける時間がない」という仕事や子育てに忙しい共働き世帯のニーズに応える選択肢として、「1億円の分譲住宅」を提案しました。
積水ハウス西九州支店長崎オフィス松井宏樹支店長:
「長崎での暮らしのひとつの回答をぶつけてみたいなと今回やっている。こういう総額かける人は建売じゃないでしょうという意見を持っている人がたくさんいる。ここの層がいるんじゃないかなと想像しながら今回トライしてみると」
7月中旬に完成予定で、成約すれば、今後も販売を検討していきたいとしています。