消防職員や消防団員らの士気を高める新春恒例の出初式が、長崎市で開かれました。
式には、各地域で消火活動などに当たる消防職員や消防団員、地域の消防クラブなど約1300人が参加し、パレードで火災予防を呼びかけました。
時津町と長与町を含む長崎市消防局管内で去年発生した火災の件数は、前の年より3件多い96件。
火災による死者は5人で、いずれも65歳以上の高齢者でした。
火災の原因で最も多かったのは「電気器具や配線」で16件。このうち2件は、モバイルバッテリーから出火しています。2番目は「たき火」で11件、3番目は「コンロ」で10件でした。
月別では、1月、3月、8月が最も多く、それぞれ10件ずつ発生しています。
長崎市消防局 田中祐司消防司令:
「電気器具や配線からの火事を防ぐためには、コンセントにたまったほこりを取ったり、あるいはタコ足配線や配線の上に物が載ったりといったことを防ぐことが大事になりますので、そういった点に注意していただければと思います」
また、去年の救急出動は、前の年より239件多い2万9297件で過去最多となりました。1日平均では80.3件、約18分に1回の割合で救急隊が出動しています。
内訳は「急病」が1万9383件と、全体の約6割を占めています。
「緊急の際には躊躇なく、119番をかけていただければと思います。その中で判断を迷う際には『♯7119』という案内番号もありますのでそちらの方にも問い合わせていただいて、適正な利用をお願いしたいと思います」
式の最後には、消防車16台と消防艇3隻による一斉放水が行われました。長崎市消防局は、「火を取り扱う際は、そばを離れず、万が一に備えて消火器や住宅用火災警報器の準備をしてほしい」「乾燥した時期に屋外で火を扱う際も十分気をつけてほしい」としています。